2015年、アルテックは、パリを拠点として活躍するロナン&エルワン・ブルレックとともに、デスクやテーブル、棚までを揃える「カアリ」シリーズを発表しました。そして、2017年、再び彼らとのコラボレーションから生まれたテキスタイルデザイン「リヴィ」が、アルテックのコレクションに加わります。
ロナン・ブルレックはプロダクトデザイン、エルワン・ブルレックはアートと、異なる経歴をもつ彼らは、さまざまな企業と挑戦的はコラボレーションを繰り返しながら、20年以上にわたり活躍し続けるデザイナーです。彼らの作品は、家具やプロダクトのデザインから建築プロジェクトまで多岐にわたります。
アルヴァ・アアルトとその妻アイノ・アアルトは、日常生活を美しく彩るファブリックをインテリア空間にとって重要な要素と考えていました。人々の暮らしをより良くすることを目指しアルテックが創業された1935年から、テキスタイルは主要なアイテムの一つとしてマニフェストに挙げられていました。
日々の暮らしを美しく
フィンランド語でリヴィは、「行」や「列」を意味する言葉です。ロナン&エルワン・ブルレックは、限りなく続く平行線をハンドドローイングで表現しました。規則的なラインの中に揺らぎを感じられるリヴィは、手描きだからこそ表現できる面白さや個性、美しさがあります。