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フォレスト シリーズ

「フォレスト シリーズ」ー 森の多様性を称える

Artek forest collection group landscape SRGB

アルテックは、「ワイルドバーチ」という新たな木材選定基準を、アルテックの定番として愛されている製品群に適用した「フォレスト シリーズ」を発表します。イタリアを拠点とするデザインデュオ「フォルマファンタズマ」と協働で進行しているリサーチプロジェクトの一環として開発されたこのシリーズは、製品の素材となるバーチ材に表出した枝の節、昆虫の痕跡、色の濃淡などの自然ならではの特徴を隠すことなく製品の外見に使用しています。

「ワイルド バーチ」を、アルテックの定番的な製品に適用していくことで、サステイナビリティに対する新たな価値観を提案し、その周知を図ります。この試みが、家具業界全体のシステムを再考し変革する指針となり、業界のスタンダード自体が変わっていくことを目指しています。

Artek forest collection group landscape SRGB
「フォレスト シリーズ」ラインナップ

フィンランドの森から生まれるバーチ材

アルテックの歴史とフィンランドの森は深く結びついています。アルテック製品に使用される樹齢50年から80年に及ぶ白樺の木は、家具に形を変えた後も二酸化炭素を吸収し続け、さらに製品として同等以上の年月を使用することができます。1935年の創業以来、アルテックは、トゥルクの自社工場近郊で栽培、伐採、調達されたフィンランド産バーチ材を使用し続けています。そして、現在もこれからも、製造工程をさらにより良く改善できるように努めています。

イタリアを拠点とするデザインデュオ「フォルマファンタズマ」との協働は、2020年から始まりました。アルテックは彼らをフィンランドに招き、アルテック製品のサプライチェーンとフィンランドの森林の変化の関係性を調べました。その成果は、木材の伐採、木材製品の生産、流通を探求する巡回展「Cambio」として発表されました。その後、アルテックとフォルマファンタズマの両者は、共通の価値観に基づき、「カンビオ」の根底にあるイデオロギーを、アルテック製品の製造過程に取り込む挑戦に従事しました。

Making of Stool 60 photography Mikko Ryhänen 01

2022年、ヘルシンキのデザインミュージアムで、アルテック協力のもと展覧会「Cambio - Finnish Forestry」が開催されました。「スツール 60」の90周年の2023年には、新たな木材選定基準として「ワイルド バーチ」が発表され、90周年記念モデルとして「スツール 60 ヴィッリ」が発売されました。そして、フォルマファンタズマが主賓を務めた、2024 年2月のストックホルムファーニチャーフェアで、シリーズ製品としての「フォレスト シリーズ」が発表、ついに発売を迎えます。

Artek Making of Stool 60 Villi Mikko Ryhänen 4
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