Looks like you are visiting artek.fi from Japan. If you like, switch to another website version.

アイノ・アアルトに寄せて。「テクラ」とアルテックの限定シリーズ

アルテックとデンマークのテキスタイルブランド「テクラ」は、アイノ・アアルトの生誕 130 周年を祝い、「美しき日常」という彼女のデザイン哲学に着想を得た限定シリーズを発表します。

Tekla ainoaalto artek tekla percalebedding kirsikankukka campaign press 6 LR
Photo: Ola Rindal, 2024

「テクラ」とアルテックの協働により、アイノ・アアルトの描いた「キルシカンクッカ」がホームテキスタイルとして再び蘇りました。この限定シリーズには、テクラのホワイト、ブルー、ピンクのファブリックの上に、既存とは縮尺を変えた「キルシカンクッカ」のモチーフがプリントされています。デザイン当時のやや装飾的な印象とは異なり、テクラのシンプルでクリーンなファブリックに合わせた、抽象的でささやかな桜の柄にとどめています。

さらに、アイノ・アアルトが作ったベビーベッドからインスピレーションを得た、キッズ用寝具も初めて登場します。テクラとしては初めてのキッズ製品です。

9110616 Aino Aalto Portrait beach USA 1939
Aino Aalto in California in 1939
© Alvar Aalto Museum

「キルシカンクッカ」

1930年代、アアルト夫妻は、駐フィンランド公使館一等書記官であった市河彦太郎、かよ子夫妻と深い親交を結んでいました。かよ子夫人から桜の花をモチーフにした絹の生地を贈られたアイノ・アアルトは、その時の喜びと日本のテキスタイルデザインへの敬意から、桜の花を象った「キルシカンクッカ」をデザインしました。このテキスタイルはアルテックのスタンダードコレクションとして、プリント生地として生産され、当時、さまざまなデザインプロジェクトやインテリアの装飾として使用されました。

2016年、日本で開催された展覧会「アイノとアルヴァ ふたりのアアルト」の調査で、オリジナル生地の小さな切れ端が発見され、2019年のフィンランドと日本の外交樹立100周年の節目に、オリジナルを再現したカラーで日本生産されました。

Tekla ainoaalto artek tekla percalebedding kirsikankukka campaign press 7 LR
Photo by Ola Rindal, 2024

このコレクションは、テクラの高品質なコットン糸200本を用いた平織りの生地に、軽いストーンウォッシュ加工を施し、美しいマットな仕上がりと柔らかくパリッとした肌触りが特徴の「デュベカバー」と「ピローカバー」です。それぞれ大人用と子供用のサイズを用意しています。

この限定シリーズは、テクラの直営店である teklafabrics.com と Tekla Copenhagen、アルテックの直営店であり旗艦店の Artek Helsinkiでは、2024 年 6 月 12 日午後 2 時 (中央ヨーロッパ時間) より、Artek Tokyoでは2024 年 6 月 12 日午前 11 時 (日本時間)より限定で発売されます。

過去の記事