「ピルッカ」シリーズ
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1940年代後半、スチールに注目し、スチールチューブで革新的な家具デザインの製作にとりかかってきたイルマリ・タピオヴァーラは、1950年代に入ると、フィンランドで伝統的に使われ、人々の暮らしのなかに当たり前に存在している家具たちに着想を得て、再びフィンランドの木材を使った家具をデザインするようになります。これが「ピルッカ」シリーズです。最初の作品「ピルッカ スツール」は、サウナの休憩時に腰掛けて涼むための椅子として考案され、脚部やフレームには頑丈なバーチ材、座面や背もたれには二枚のパイン材が使われています。「ピルッカ」シリーズは、現代の住宅や暮らしにも馴染む、親しみやすいデザインと心地良さを兼ね備えています。
「ピルッカ」シリーズ
デザイナー: イルマリ・タピオヴァーラ
年: 1955