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「L - レッグ」シリーズ

デザイナー: アルヴァ・アアルト

年: 1933–1956

世界中でモダニズム運動が沸き起こった1920年代、フィンランドにも工業化の波が押し寄せていました。建築家でありデザイナーでもあったアルヴァ・アアルトは、独立からまだ日が浅いフィンランドにとって、建築とデザインが国のアイデンティティの形成と国際的な経済的地盤を築くために重要であると信じていました。彼は、家具を大量生産するため、合理的な家具部品のスタンダード化と新たな技術が必要であると考え、フィンランド南西部のトゥルク郊外の工場で、家具職人オット・コルホネンとともに、フィンランド国内の自然素材を用いた曲げ木の技術の開発を始めました。その結果生まれた「L - レッグ」という、強固な無垢材を直角に曲げる技術は、1933年に特許を取得、アルテックの家具デザインの基礎を築きました。テーブルの天板や、スツール、椅子の座面など、家具の平らな面を垂直に支える「L - レッグ」と、建築を支える柱を同等に考えていたアルヴァ・アアルトは、「L - レッグ」のことを「建築における柱の弟分」と呼んでいました。「L - レッグ」を用いた最初の製品<スツール 60>の発表からほどなく、「L - レッグ」は4つのサイズが製造され、スツール、チェア、テーブル、収納家具まで、50を超える製品に応用されています。

「L - レッグ」シリーズ

デザイナー: アルヴァ・アアルト

年: 1933–1956

Aalto Table rectangular clear lacquer
「『L - レッグ』とは、建築における柱の妹分である」
Aalto Table square 80C Stone White
スタッキング可能な特別仕様
Aalto Table rectangular 80A Aalto Table half-round 95 Chair 66 Stool 60 stone white lacquer
色と仕上げの豊富なバリエーション