「キキ」シリーズ
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イルマリ・タピオヴァーラが1960年にデザインした「キキ」シリーズ。限られた人のためではなく、すべての人に向けたデザインを生み出すことは、イルマリ・タピオヴァーラが生涯を通して掲げた目標でした。「キキ」シリーズは、断面が楕円形のスチールチューブを基本構造としています。誕生のきっかけは、製造業者から、工場に余っていた大量のスチールチューブを利用できるプロダクトをデザインしてもらえないかと注文を受けたことから、というエピソードが残っています。シンプルで無駄のない洗練されたデザインが評価され、1960年にミラノトリエンナーレで金賞を受賞しました。マネキンのように、あらゆる素材、あらゆる色の張り地を見事に着こなすことでまったく異なる印象の家具になる「キキ」シリーズは、ソファ、ラウンジチェア、ベンチ、サイドテーブルのラインナップを揃えています。